【企画物語】二川先生の傾聴力~職場の信頼関係は「聴く」ことから始まる~

2月17日「二川先生の傾聴力~職場の信頼関係は『聴く』ことから始まる~」を開催した。みんなを魅了する二川先生の人柄が表れた会となった。また、参加者のみなさんの温かい眼差しや反応、質疑を通して、傾聴力とは?というものに迫るイベントであった。
ーなぜこのイベントを企画したかー
同じ自治体で働いている二川先生が、様々なイベントやセミナーでご活躍されていることは知っていた。その活躍の場の1つに、株式会社NIJINの事業『先生コーチ』があった。私自身も10月から先生コーチとして所属する中で「二川先生を魅了するものは何なのか?」と思い、勇気を出してコンタクトを取った。その時の対応で、今回のイベントが浮かび上がってきた。二川先生は、私の思いを受け取り、興味を示し、面白がり、価値づけてくれたのだ。「傾聴力!」これが二川先生を魅了する大切な視点になっているはずだと直感的に感じた。そこで、傾聴することをどのように捉え、技術的に活用し、人間関係づくりやコミュニティづくり、学校組織づくりへと生かしているのかを学ぶために今回のイベントを企画した。
ー聞くと聴くー
聴くことが大事であると言われているが、聞くこと(人と正面から対峙する)や聴くこと(寄り添い、心から)を使い分けていくことが生活する中で求められるし、必要であると語られた。その後、聴くことについて10のスキルが提示された。参加者は、チャットを通して10の視点に納得感のある反応を多く示していた。この10のスキルを見ると、まさに二川先生を体現する傾聴力がここにあり!と思わせる視点であった。
ー聴くことのあり方とはー
次に、聴くことの根底にあるあり方が語られた。私は、ここが肝になる部分であったと捉えている。それはなぜか?二川先生の生き方や軸が見えたからである。4つの観点から語られたが、傾聴することを超えて、二川先生のそれが感じられた。その1つに「人を大切にする人が大切にされる」とあった。二川先生を象徴するようなあり方であった。そこが、傾聴力という切り口から語られたことに、二川先生の人間力を感じた。
ーなぜ、聴くのかー
最後に、聴くことへの問いが言語化された。3つの観点の1つに、今回の副題で示した組織を動かす上で必要な『聴く』が語られた。やはり、対話を重ねる中で、相手の感じ方や考え方、ものの見方、捉え方を傾聴することは、大事な視点であり、人間関係を信頼関係につなげていく入口になることを私自身も再認識した。
その後の質疑応答も大変盛り上がった。まさに、二川先生が聴くことを実践しながら公開1on1コーチングをしているような感覚。その関わり方がまた柔らかいし、温かい。それを見守る参加者の反応や笑顔も大変印象的であった。

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