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全員参加の算数授業を実現するために

鈴木一矢先生に全員参加の算数授業を実現するためにステップを聞きました。


執筆/東京都公立小学校教諭 鈴木一矢


1.はじめに

2学期が始まり、1ヶ月が過ぎようとして います。教室に響く子どもの声と共に毎日を 送ることができている日々に幸せを感じてい ます。


「もっと子どもを笑顔にするためには?」

「もっと子どもに力をつけるためには?」


すてきな子どもたちと過ごす中で、子どもが 少しでも大きく成長する手助けができるよう に私は研修会に参加しています。研修会に参加する中で、多くの「つながり」ができまし た。この「つながり」とは教員の仲間が多く できたという意味です。その「つながり」の 一つが授業てらすです。


授業てらすでは、オンラインや対面での研修会があります。研修 会を通して、仲間と共に学ぶことで自分自身 の成長することができたと感じています。


この職業にゴールはありません。今回は、私が歩んでいる道をお伝えさせていただく機会をいただきました。拙い文章ではあります が、最後まで読んでいただけると大変嬉しく 思います。


2.私の考える算数授業

私は、様々な教科の研究会でお世話になっ ていますが、一番好きな教科は算数です。授業てらすでも、授業公開をさせていただく機会や提案をさせていただく機会が何度かありました。今回は、授業てらすで提案させてい ただいた「全員参加の算数授業」について書かせていただこうと思います。


私の考える全員参加の授業は、『主体的に 問題(材)に関わり、「問い」をもち、対話を通して、学び続ける』子どもの姿が見られ ることだと考えています。全員参加の授業を 実現するために私の教育観の根底にあるの は、ユニバーサルデザイン化された授業です。


全員が授業に参加し「できた」「わかった」と子どもが感じることが授業では、何よりも 大切だと考えています。この考え方は、私が 学び始めたときからずっと変わらないです。全 員で、学びを創り上げていくことが私の教育 観の一つです。私の考える「全員参加の算数 授業」を図にすると図①のようになります。



全員参加の授業にするために、「主体的に 問題に関わる」「問いをもつ」「対話を行う」 という三つの視点から手立てを講じることが できると考えています。そして、手立ての結果 子どもが「できた」「わかった」となり、 「もっと学びたい」とさらに学びを続けよう とする姿を目指しています。このような姿を 見ることができたときによい授業であったの だと振り返ることができます。しかし、この ような姿が見られない授業がたくさんあるこ とは事実です。全員参加の授業ができるよう に、日々試行錯誤をしているところです。


3.具体的な本時の手立て

「主体的に問題に関わる」「問いをもつ」 「対話を行う」の手立てを講じるとはどのよ うなことか記したいと思います。授業を行う ときにどのような要因があるか私なりに図② にまとめてみました。これは、私の考えなの で違う考え方もあると思いますが、ご容赦く ださい。




私は授業に関する要因を「教科指導の理 解」「指導観」「児童理解」「学級経営」 「本時のねらい」「発問」「指導技術」「板 書」「教材」と分けました。全員参加の授業 にするためには、「本時のねらい」「発問」 「指導技術」「板書」「教材」が特に重要だ と考えています。この五つに焦点を置いて授業 改善することで全員参加の授業を行うことが できると考えています。


〈発問で全員参加を促す〉

①児童の思考の流れに添った発問を行う。

②揺さぶり発問を行うことで考えを「引き出す」。

③子どものつぶやきにアンテナをはる。


〈指導技術で全員参加を促す〉

①「再現」を通して、一人の考えを全体に広げる。

②「選択肢を与える」ことで、誰もが意思表示できるようにする。

③子どもの「話したい」を見取り、ペアトークを取り入れる。

④全ての子どもが理解できるように「立ち止まる」瞬間を作る。


〈板書で全員参加を促す〉

①子どもと共に板書を創り上げていく。

②チョークの色を制限する。

③黒板を左右に分けたり、図と式を結びつけたりして構造化する。


〈教材で全員参加を促す〉

①シンプルで分かりやすい教材。

②ゲーム化を取り入れ、楽しく参加できる教材。

③子どもがやってみたいと考えたくなる教材。

④子どもの思考に寄り添った適応問題になるような教材。


4.教科書アレンジ

さらに「教材」について焦点を当てて、考 えていきたいと思います。教材を作る視点が 分かっても作ることは難しいことです。そこ で私がお勧めしているのは、「教科書アレン ジ」です。教科書の場面設定を変えたり、 ゲーム化することでとても面白く子どもの実 態に合った教材に変えることができます。



上記の板書は2年「大きい数」の大小比較 の授業です。教科書では、「人数を比べま しょう。」と唐突な問題が提示されます。こ の展開では、子どもが問いをもつことができ ないと考え、私は教材をゲーム化しました。 数カードを引き、どちらが大きいか勝負する 展開の授業にしました。


子どもたちは、大盛り上がりで授業に参加していました。「勝敗 は、大きい位で決まる。」と子どもはゲーム から十進位取り記数法について考えを深める ことができました。  教科書アレンジをすることで、全員参加 し、「できた」「わかった」と思える授業が できたと思います。


5.おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうござ いました。私の考える「全員参加の算数授 業」について、簡単に述べさせていただきま した。詳しく書くことのできなかったところ もあり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。 また、次回提案させていただけるときには、 今回のことを深めてお伝えしたいと思いま す。今後も子どもの笑顔のために精進してい きたいと思います。



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