浅野 紘毅
NIJIN HIGH SCHOOL

愛知県出身。教師になることを目標に愛知教育大学に入学。
卒業後は同県の公立高校で5年間、数学の教諭として勤務。
新型コロナの影響下で入学してきた学年の学級担任を3年間担当し、困難な状況下でも彼らの学びや成長を支えるために尽力した。
教師の仕事が天職であること確信すると同時に、次第に「教師の働き方しか知らない自分が、一体生徒たちに何を語れるのか」という疑問を抱くようになる。
2年以上考え抜いた末、学校の外の世界で成長することを決意し教師を退職。その後上京し、教師とは別の形で教育に携わっている。
いまは、どのようなお仕事をしていますか?
NIJINでは現在、2026年開校予定の通信制サポート校「NIJIN HIGH SCHOOL」の事業責任者として活動しています。
1週間すべての時間をNIJINの活動に費やしているわけではなく、普段は別の会社で正社員として働いています。
そのため、本業が休みの日を利用しながら時間をつくって学校づくりを進めています。
主な業務内容は、コンセプト設計、プレゼンスライド作成、通信制高校との連携、講師探し、ホームページ作成、SNS運用など、多岐にわたります。学校づくりに関わるほぼすべての業務を担当しています。
もちろん学校をつくった経験はありません。そのため、週に1回の会議で進捗や成果を共有し、フィードバックを受けながら、次に取り組むべき課題を考え、実行しています。
限られた稼働時間を有効活用するため、毎週の会議や隔週の出社時間を大切にし、少しでも事業を前進させることを心がけています。
ニジンで働きたいと思ったきっかけは?
学校現場の子どもや先生たちの力になりたいと思ったからです。
教員時代はやりがいを感じつつも、学校教育に漠然とした不安を抱えていました。それが何なのかは明確ではありませんでしたが、自分には広い視野や新しい経験が不足していると感じていました。
学校現場を変えたいのに、内側にいるだけでは何も変えられない。そう思い、教師を辞めて外の世界に出る決断をしました。
新しい環境での経験は慣れない環境の変化に苦しみつつも、徐々に自分の視野が広がっている実感がありました。
そんなときに出会ったのがNIJINです。
「人を責めず、仕組みを創る。」というMISSIONに心を動かされ、これこそが教育を変えるために必要な考え方だと気付きました。
何者でもない自分が教育の未来に何ができるのか。
それはまだわかりませんが、NIJINなら長年変わらなかった学校現場を本当に変えられると信じ、活動しようと決意しました。
仕事のむずかしさややりがいについて教えてください
事業をゼロから作り上げることにやりがいと難しさの両方を感じています。
学校づくりは簡単にできることではない。頭では理解していたつもりでしたが、実際にやってみると想像以上に大変でした。
学校をつくった経験がないので、何をしたらいいかわからない…。
しかし活動を通して「やったことがない」という事実よりも、顧客のために何ができるかを考えることが重要であると気付かされました。
今も苦しむ子どもたちのために何をすればいいのか?
どんな仕組みが必要なのか?
それを考え続けることで、新しい価値を生み出すことが少しずつできています。
NIJINには失敗を恐れず、挑戦できる文化があります。
これからニジンで挑戦したいことはなんですか?
もちろん、NIJIN HIGH SCHOOLを開校することです。
まだまだ準備の期間なので、これからアップデートしていくことは間違いないのですが、もしかしたら今考えていることが開校時にはがらりと変わっているかもしれません。
しかし、これだけ素晴らしい人が集まり、高め合える文化があるNIJINがつくる学校は必ずよいものになります。
NIJINアカデミーと肩を並べるくらい魅力的な学校を、2026年に開校してみせます。
また、学校づくりを通じて教育の仕組みそのものを変える挑戦もしていきたいです。
具体的には、学校現場の先生たちのための活動です。
そのためにはまだまだ実力が足りないので、自分自身が成長して、魅力的な人間になる必要があります。
NIJINでの挑戦を通じて理念や想いを熱く伝えられる人間になり、教育に新たな価値を生み出していきます。
読者に向けてメッセージをお願いします!
「教師は世間を知らない」とよく揶揄されますが、教員時代の自分を振り返ると、本当に何も知らなかったと痛感します。
仕事の進め方や社会課題への向き合い方を学び始めたのは20代後半になってからでした。
最初は慣れない環境で苦しみましたが、わからないなりに挑戦し続けたことで、自分の可能性が広がっていきました。
ここには圧倒的に成長できる環境があります。
その成長が誰かの力になる。そして、誰かのために働くことの素晴らしさを実感できる場所です。
働くことの本質を一緒に見つけ、新しい挑戦を始めてみませんか?