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座右の銘のアップデート ~学びの在り方に関する内省~



授業てらすメンバーのもりゆうさんにお話を聞きました。


1 座右の銘ver.1


 「心配するな、工夫せよ」

これは宮崎県の観光の父、岩切章太郎の言葉であり、私の座右の銘だ。

 若手の私にとって、授業や授業づくりは、常に迷いと決断の連続だ。不安、心配とは、付き合い続けなくてはならない。しかし、授業者があれこれ考えあぐねていては、子どもたちが不安になる。

 少しでもそうならないために、学び続けなくてはならない。

 授業てらすは、いつでも、どこでも、全国の仲間とつながって、学び続けることができる。全国の先生方と話すと、不思議と、自治体や経験年数の壁を越えて、同じような種類の悩みを抱えていることがわかる。それで自分の悩みが小さくなるわけではないが、そんな先生方とともにてらすのセミナーで学び、気付きがあることは嬉しい。

 また、本の世界で憧れていた先生方の生の声を頂けることが、大変ありがたい。文字だけで読んで知ることと、その場で解説していただけるとでは、納得感もさることながら、熱量が違う。そして、憧れているあの先生が、今でも自らをアップデートし続けていることを目の当たりにして、心が震える。

 全国の学校で、今日もたくさんの仲間と、憧れのあの先生方が、心配や不安と向き合いながら、工夫することを諦めていない。その事実が、岩切章太郎の言葉とともに、私を奮い立たせてくれている。



2 何を見て授業をするのか


 ただ、日々の理論と実践の往還のなかで、気を付けなくてはいけないこともある。

 「切れすぎる大きな剣を手にしたことで、それをこれ見よがしに振り回し、子どもを傷つけてはいないか」

 これは、てらすでもご活躍されている、宮崎県が誇る指導教諭サトシさんの言葉だ。

 書籍や雑誌にとどまらず、SNS、Webサイト、そしてオンライン研究会と、今や、最先端の指導技術に手軽にアクセスできる方法はたくさんある。向上心のある教員ほど、膨大な量の情報に高い頻度で触れていることだろう。

 しかし、良かれと思って授業に取り入れた「工夫」で、目の前の子どもの顔が曇ることはないだろうか。また、そのことに気付けているだろうか。

 つまるところ、子どもの顔を見て、授業をしているだろうか。

 大先生の指導技術という、とてつもなく強い武器を手に入れたような気がしても、それは「点」でしかないのかもしれない。授業には、学級には、子どもがいて、物語がある。

 私たちは、常に子どもの顔を見ながら、その剣が本当に子どものためになっているのか、ふりかえり、砥ぎ、時には捨てなくてはいけないのだろう。



3 授業研での出来事


 しかし私は、まだ自分一人の力で武器を選定しきる自信がない。教壇に立ち、子どもの顔を見ているつもりでも、まだまだ見えていない事実がある。そんなときに、授業検討会や授業研究会で自分の授業を見てもらえることが、とてもありがたいと思える。

 てらすで授業を見ていただいたときも、自分には気付けない発見がたくさんあった。

 例えば、最近、若手のサークル「わかてらす」が盛り上がっている。私の算数の授業ビデオを見ていただいたとき、「発言の自由度が高すぎる」という点が議論になった。私としては、自分の学級について、発言の自由度が高い分、対話を生み出すことができているだろうととらえていた。それこそ、尊敬する先生方の真似で、自由な発言を大切にしてきたのである。しかし、客観的に見てもらうと、「子どもどうしの対話はもっと生み出せるはずだ」「さわぐことで安心する子どももいるが、さわがれることで安心できない子どももいる」「困っている子どもが置いて行かれている」などの指摘を受け、確かにその通りだった。同時期に相次いで別の研究会でも、「『気持ちが分かる?』を乱用してしまったがゆえに、子どもの発言がなんでもありになっている」という趣旨の指摘を受けた。この「気持ちが分かる?」は、言わずもがな、田中博史先生の指導技術を、表面的に真似ただけである。

 上記はまさに、「切れすぎる大きな剣を手にしたことで、それをこれ見よがしに振り回し、子どもを傷つけ」てしまった例と言えるだろう。そのことに気付けたのは、授業を見てもらったからである。もしあの時の授業をこのまま続けていたら、子どもが安心できないまま、授業者の独りよがりな教室になっていたと思う。

 指摘を受けてからは、「気持ちがわかる?」を選択肢の一つとして、子どもどうしの対話をつくるためにどのような問い返しをするか、考えながら授業をしている。もちろん、子どもの顔は見続けているつもりだ。



4 座右の銘ver.2


 多くの先生方から授業についてご指導いただくことは、自分の武器をふりかえるきっかけとなる。インプットだけを求めるのではなくアウトプットに飛び込んでいくことを、今後もてらすメンバーとして、一人の教員として、大切にしていきたい。

 そういうことなので、てらすで学んだ今の私が、座右の銘をアップデートしようと思う。


 「画面と向き合って心配するな、子どもと向き合って工夫せよ」


 明日も子どもたちに向き合い、工夫をあきらめない先生方とともに頑張れることを、心から誇りに思う。


授業てらす|全国の教室をHAPPYに

教員向けオンライン研修プラットフォーム。全国47都道府県から500名以上の小・中学校教員が利用。子ども主体の授業に転換できる独自メソッドで利用会員の96%が授業力向上および児童生徒へのよりよい影響を実感。

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