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アカデミック先生のNew体育論とは ~スポーツマネジメント視点から見えてきた体育観~



授業てらす1期生のたくまさんにアカデミック先生のNew体育論について聞きました。​​​​​​​



1. はじめに


 授業てらす1期生のたくまです。先日、授業てらす主催イベントにてアカデミック先生こと小学校教諭の小溝拓先生のセミナーが実施されました。小溝先生はSNS界隈で有名な先生であり、X(旧Twitter)のフォロワー数が1.6万人越え。最近はvoicyも開始し、リスナーが急増中。様々な実践や理論が紹介されていて、新しい学校体育の考え方『New体育論』を唱える今注目の教員です。今回の記事では本イベントの内容に触れ、読者の皆様が考える体育観を再考する機会になれたら嬉しいです。​​​​​​​

 まず、このイベントを企画したきっかけは、今夏に私が参加した体育の授業づくりの研修会での出会いからでした。私は1から教材を作ったことがなく、悪戦苦闘していたところに同じグループにいたのが小溝先生。今までに聞いたことのない目から鱗のアドバイスばかりで不安を抱えていた教材づくりに対して面白さを感じることができました。もっとこの先生から学びたい、そして、この学びを全国の先生に知ってもらいたいと思い、本イベントを企画することになりました。



2. スポーツマネジメントから見た学校体育


 アカデミック先生は、大学院でスポーツマネジメントを修学し、スポーツを産業としている視点で体育のあるべき姿やそれを叶える実践を研究しています。現行の体育の目標は『生涯スポーツの実現』、スポーツ産業側は『生涯スポーツの消費者を育てる』ことであり、今の学校体育ではそれぞれの目標を達成するのが困難ではないかと考えていました。代表的な例は『マラソン』です。生涯スポーツ=マラソンという世間的にイメージが強く、数多くの大会や練習会が行われ、今ではクロスカントリーやスパルタンレースなど『走る』を媒体としたイベントが全国・世界各地で開催されています。しかし、スポーツマネジメントの業界でも大きな需要と供給がある中、学校体育では『走る』ことへの苦手意識を持つ子どもが多いことが現状です。授業では、『辛い、苦しい』のレッテルが貼られてしまい、体育嫌いは疎か運動嫌い、運動離れに直結しているのが現実ではないでしょうか。

 体育ではスポーツの楽しさ、健康増進・体力の向上など様々なことを学ぶ価値があり、それはスポーツ産業でも同様の価値があります。これらの価値を体験する、試食する場が学校体育であり、将来スポーツに関わるきっかけを作り、生涯にわたって楽しさやスキルアップを図れば良いのです。今の体育は、子どもたちに無理矢理に完食させ、お腹いっぱいの状態で社会へと飛び出すため、多くの人がスポーツに関わる価値を見い出せずにいると考えられます。様々なスポーツ・運動を『試食=体験』し、『おいしい=面白い』だから『購入したい=やりたい』に繋げていくというのがシンの体育の姿にしていくべきだと思いました。



3. 伝統的な体育と『New体育論』の違い


 明治時代の学制発令から学習指導要領の改訂と共に変化していき今現在の体育があります。『わかる・できる』に重きが置かれる能力開発型の『伝統的な体育』です。技能向上に向けて、やり方を理解したり、それを考えたりしています。そのプロセスや目標が達成できた時に楽しさを見い出します。一方でアカデミック先生の考える『New体育論』はモチベーション開発を目標として教材が作られています。すべての教材の目標が『楽しむこと』と設定されています。子どもがコミュニケーションを図りながら運動を楽しむための思考を育てていきます。その中で技能が向上したり、知識が身についたりすれば良いというのが『New体育論』。

 「子どもたちに〇〇ができるようになってほしい。」この教員側の熱い想いが本来目指すべきである『体を動かす楽しさ』を子どもたちは知ることなく、むしろ「スポーツはできるようにならないと楽しくない」という考えを生み出すことになっているのかもしれません…



4. 楽しい体育への変貌


 ここまでの内容から『New体育論』は楽しみながら学ぶ、このイメージを打破することに抵抗を感じる先生が多いのではないでしょうか。私もその一人でした。この抵抗感は何なのか、これは体育教員の多くがアスリートであり、学生時代に『勝つ』を中心にスポーツと関わってきた先生が大半であるからだと考えられます。また、そのような先生に教わってきた体育の授業をそのまま行う、このスパイラルが今まで続いているから『楽しい』が中心に来ることに違和感を感じてしまいます。これは学校体育だけではなく、部活動や学生スポーツの在り方にも課題があると私は考えます。 本セミナーでは、『伝統的な体育』と『New体育論』の比較を中心に講義が行われました。それぞれの学習イメージやねらいなどを聞いて、私たちが考えていた体育観が大きく変わったきっかけになりました。知識や技能を獲得し、能力の最大値を向上を目指す『伝統的な体育』に対して、アイデアや感覚を創発し、能力の発揮率の向上を目指す『New体育論』。私はこれを『Do』と『Play』の違いだと考えました。トレーニング要素の『伝統的な体育』を『Do』、遊び要素の『New体育論』を『Play』と考え、同じ『する』という意味ではあるが目的が全く異なり、子どもが能動的、自発的になるのが『Play』に当てはまるのではないでしょうか。

 子どもたちの日常に遊びは欠かせないものであり、より楽しく面白いものへと日々進化していきます。体育の役割は、スポーツをしなければいけないという使命感を生み出すものではなく、楽しいからスポーツをやるという内発的な動機を作っていくことにしてみませんか?



5. 継続的な体育観のアップデート


 人生100年時代と言われる昨今を考えると心身の健康維持のためには運動は切っても離せない関係です。やはり運動に親しむ素地を誰もが関わる学校体育で養っていくべきではないでしょうか。当たり前が当たり前ではなくなっていくこの世の中で体育のあるべき姿、その役割が大きく変わっています。私は社会・スポーツに繋がる架け橋となる体育を学び続けていきたいです。そして、この授業てらすで全国の子どもや先生の人生がよりハッピーになる体育を発信できるようにこれからも精進していきます!



6. アカデミック先生の紹介




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